茨城県自然博物館(茨城県坂東市)

撮影日 2016.8.12

自然の宝庫「菅生沼」の西岸に

「菅生沼ふれあい橋」 渡った先に「水海道あすなろの里」があります。こちらは坂東市ですが、あちらは常総市。

菅生沼は南北約5km、東西約400mの細長い沼ですが、水があるのは南部分だけで北部分は湿地帯になっています。面積は約232ha

バードウォッチングの名所として知られています。毎年200羽ほどのコハクチョウがやってきて越冬します。

他にも、カモやカワセミ、ツグミ、ウグイスや、時にはオオタカやノスリなどの珍しい鳥もやって来るのだそうです。鳥だけでなく、ほかにもいろいろな自然観察ができます。

その菅生沼の、西岸に立っているのが茨城県自然博物館です。

真向かいの東岸にはこのサイトでも紹介している「水海道あすなろの里」があります。この二つの施設は、菅生沼に通された「菅生沼ふれあい橋」で行き来することができます。

2016年8月に橋を渡ってみたところ、木製の板を貼り合わせた橋桁は老朽化が激しく一部割れて穴の開いている部分もありました。右の写真でも確認できるかと思います。

木製なので仕方ありません。既に一部は新しい板と取り替えられていますし、公園内の木道も新しく造り直した箇所がかなりありましたので、いずれ修理されるのでしょうけど、いまのところは要注意です。

出迎えてくれるのは(シンボル展示)

巨大な松花江マンモスがお出迎え。これが博物館のシンボルとなっています。

茨城県自然博物館の入り口を入ってすぐに目に付くのが、巨大なマンモスと恐竜の骨格化石です。レプリカですけど、大変な迫力ですね。

マンモスは、中国の内モンゴル自治区で産出された松花江(しょうかこう)マンモスという種類で、体長9m高さ5mもあります。

マンモスからちょっと進んだ先に展示されている恐竜はヌオエロサウルスで、体長26mで高さは10m近くもあります。同じく、中国の内モンゴル自治区で産出されました。

ヌオエロサウルスは、吹き抜けを利用して展示されています。博物館の入り口は2階なので、この化石は大きすぎて、1階に下りてみないと全体像がわかりません。

ヌオエロサウルスの横には、これもまた巨大なメタセコイアが立っています。高さ28.7mのうちの、12.5mが展示されているとのことです。

これらの3つが、茨城県自然博物館のシンボルとして展示されています。

5つに分かれる展示室

第2展示室の地球の生い立ち。進化の過程をを見ることができます。両側には化石や岩石等が並んでいます。

茨城県自然博物館内は第1展示室から第5展示室までの5つの展示室と、映像ホールや休憩室などが、迷路のように入り組んで並んでいます。

第1展示室は「進化する宇宙」と名づけられ、宇宙のしくみや太陽と太陽系のしくみ、成り立ちなどを展示してあります。

第2展示室は「地球の生い立ち」。地球環境の歴史、鉱物の歴史など、地球の生物構成物の進化と移り変わりをジオラマなどで展示しています。奥には恐竜がズラリ。個人的にはここが一番気に入っています。

第3展示室は「自然のしくみ」。森林の生態系がジオラマで展示されています。森の中や水の中、土の中でたくましく生きている生物たちの姿を細かく観察することができます。

第4展示室「生命のしくみ」。顕微鏡でしか見ることのできない神秘にあふれた生命のメカニズムを学びます。第5展示室「人間と環境」では、人間生活と地球環境の関わりを通して、その大切さを再確認するような展示が並んでいます。

茨城県自然博物館 第四展示室
第4展示室で見られるDNAの模型。不思議な鏡張りの部屋に入って見上げるとこんな感じで。

子供より大人の方が楽しめてしまうかもしれません。実際に館内に設けられた体験施設を使いながらノートを取っている人までいました。

茨城県自然博物館は茨城県の施設だけに、茨城県に特化した展示コーナーもあります。

茨城県コーナーの脇の細い通路を抜けた先に「セミナーハウス」と呼ばれる休憩所があります。博物館内部はここ以外では飲食できません。暑い日や天候のよくない日のおべんとうスポットですね。

ヌオエロサウルスの前の「企画展示室」では、年に数回、数ヶ月に渡って特別展を催しています。

その他、3階には約300人収容の「映像ホール」もあり、博物館が独自に制作した映像やさまざまな催し物が開催されていたのですが平成24年4月から定期上映は行わなくなりました。

博物館の常識を覆されるかも知れません。要所要所にビデオ上映などもあり、全部まわったら3時間以上はかかるのではないでしょうか。ガイドの方が説明しながら回るツアーに参加することもできます。

今回8年ぶりに訪問しましたが、展示に大きな変更はありませんでした。

博物館の外には広大な公園

夏は子どもたちが大喜びの「水の広場」。吹き上げられた水はずっと下に流れていて流域すべてで水遊びができます。

そして博物館の外には、総面積16.4haという大きな公園が広がっています。起伏に富んだ地形をうまく利用して、傾斜のある広い芝生広場、湿地帯、体験施設、水遊び場遊戯施設化石発掘ができる古代のような広場などの多種多彩にゾーニングされた公園です。

公園に入るだけでも入場料が必要なのが玉にキズだけど、公園だけなら茨城県自然博物館よりかなり安い料金で入れます。もっとも、公園だけでわざわざここまで来る必要はないですよねぇ。

盛りだくさんの博物館外部の公園施設の中でもオススメなのが、自然発見工房での体験です。

季節の動植物や岩石を解説してくれる「野外ガイドツアー」や、「草と木」「鳥と虫」「石と岩」「水」「自然発見器」の5コースを、クイズを解いたりしながら歩き回るネイチャートレイルや、化石のクリーニング体験などがあります。理科の好きな子どもならば大喜び間違い無しですね。全部楽しんだら、一日ではまわりきれません。

群馬県太田市の「ぐんまこどもの国」のような、児童館と公園のカップリングが子どもの遊び場としては最高だと思いますが、こちらは更にその上を行くカップリングでした。

展示室を見るだけでも十分ですが、展示室にも様々な体験活動があります。例えば、日曜日ならば10:30からの「サンデーサイエンス」(毎週日曜日に行われる実験・観察・工作活動)に参加して、あとは「自然教室」や「自然講座」など。理科好きの子どもでなくても、すぐに夕方になっちゃいます。

お土産物屋もあり常時開設のレストランもあるという充実ぶりです。

茨城県自然博物館 館内案内図

茨城県自然博物館 1階部分案内図
茨城県自然博物館 2階部分案内図(駐車場から続く入口は2階になります)

茨城県自然博物館 屋外案内図

茨城県自然博物館 屋外案内図
茨城県自然博物館 屋外案内図

アクセスと駐車場

駐車場は無料。1,000台程度は用意されているようです。ですので、絶対に停められますが、ゴールデンウィークなどの混雑時は、遥か遠くの臨時駐車場に誘導されてエライ目に遭います。

常磐自動車道から 
谷和原I.Cから約20分。
国道16号方面から
マクドナルドの交差点から県道3号を茨城方面へ。芽吹大橋を渡ってしばらく走って右折。
東武野田線「愛宕駅」&つくばエクスプレス「守谷駅」から
関東鉄道と茨城急行鉄道がバスを走らせていますが、あんまり現実的じゃありません。

茨城県自然博物館 利用案内

開館時間 
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日
毎週月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)
年末年始(12/28〜1/1)
小中高生のための入館無料日
毎週土曜日(ただし、春・夏・冬休み期間は除く)          
入館料
()内は20名以上の団体料金。
未就学児及び満70歳以上の方、障害者手帳を持っている方は無料。
区   分 本館・野外施設 野外施設のみ 年 間
パスポート
企画展開催時 通常時
大   人 740円(600円) 530円(430円) 210円(100円) 1,540円
高校・大学生 450円(310円) 330円(210円) 100円( 50円) 1,030円
小・中学生 140円( 70円) 100円( 50円)  50円( 30円)  310円
入館無料の日(サイエンスデー)
みどりの日(5/4)
環境の日(6/5)          
茨城県民の日(11/13)          
春分の日

茨城県自然博物館のホームページはこちら。タイムリーな情報が満載です。