国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県比企郡滑川町・熊谷市)

最終更新日 2021.4.13 撮影日 2021.4.12&2020.12.26&2020.11.21他

気が遠くなるくらい広い公園

恐ろしく広い水遊び場です。斜面を利用した130度くらいの扇形をしています。

埼玉県最大の公園です。

自然の丘陵地を利用した公園で標高は40m〜90mほど。自然の中のテーマパーク的な趣もあります。ちなみに標高90mの最高峰地点は南口にある 「展望レストラン」 です。

南北に4km東西に1km、広さ約304ha(東京ドームの約65倍)という気の遠くなるくらい広大。当サイトで紹介している公園の中でもダントツの広さです。

国営武蔵丘陵森林公園が全国初の国営公園として開園したのは1974年7月23日のことでした。明治百年事業の一環だったそうです。

途轍もなく広い公園は雑木林が中心です。そのほか、池沼、湿地、草地などいろいろな環境があって貴重な動植物が生育しています。

大型ではオオタカやノスリを初めとした多くの野鳥のほか、哺乳類では野うさぎ、イタチ、タヌキなども生息しています。マムシも確認されているのでご注意を。

入園料は高校生以上450円(65歳以上210円、中学生以下無料)です。

公園で一番大きな池「山田大沼」。中央口の海賊船裏の階段を登った先にあります。

2019年10月1日の消費増税後高校生以上のみ多少値上がりしましたが、2020年11月現在は中学生以下が無料になっています。

ただし、試験的に導入されているようで反響次第では有料に戻ってしまう可能性もあります。

入口が4ヶ所(北口、南口、西口、中央口)あり、駐車場もそれぞれの出入り口にあり、4ヶ所合計普通車1,643台大型37台もあります。

残念ながら駐車場も有料で普通車650円です。

大事なことなので書いておきますが、森林公園の遊び場施設はこのページの下部に記載した有料施設以外は、全部無料です(笑)。

存分に楽しみましょう。

これだけの公園ですから施設も見所もたくさんあって一日で全部回ることは不可能です。ですので、目的や気分で入口を選んだ方が良さそうです。

順番にそれぞれのエリアについて解説していきますが、お子さん連れは「西口」に向いましょう。

「西口」には子どもたちを喜ばせる遊び場が満載です。

お子さん連れでない方は、迷ったらとりあえず「中央口」へ行きましょう。

子どもたちの遊び場が揃った西口

「むさしのキッズドーム」。フィールドアスレチックや大型複合遊具とは違った趣きのある遊具です。

西口には、プールのような「水遊び場」(毎年4月29日にオープン…、ですがコロナ禍のため2021年も水を流さないようです)、24基のポイントが揃う「フィールドアスレチック 冒険コース」、50種類のカラフルな小さい子向け遊具が揃った「むさしのキッズドーム」等があります。全部無料です。

隣接する芝生広場は1.6haもあって、芝生広場の横手には網で囲まれたキャッチボール専用ブルペンまであるので、小学生くらいまでのお子さん連れにピッタリです。春に「ネモフィラの青いじゅうたん」が咲くのもこのエリアです。

水遊び場」は、斜面に作られている130度くらいの扇形をしています。広い下の部分は深くはありませんが水が溜まっています。

むさしキッズドーム 」は、西口からすぐの高台にあります。大きな白いドームを中心に50種類もの遊具が揃っています。大型の複合遊具なのですが、デザインがカッコ良くて子どもの気を惹いてくれます。

西口から徒歩2分ほどにある「フィールドアスレチック 冒険コース」も斜面に作られています。こちらも無料。

フィールドアスレチック「冒険コース」の「げんきもりもりごう」。帆船を模したアスレチックはもう森林公園にしかないかも知れません。

ポイント1の「帆船 げんきもりもりごう」から圧倒的です。実際に水の張った池に架けられた吊り橋を渡って森の奥に並んだアスレチックは全部で24基あります。

フィールドアスレチックコースは山の斜面に円を描くように作られていて、コースを廻って最後には最初のポイントの近くに戻ってくるようになっています。

最後のポイント24「ローラーすべり台」はリニューアル工事のため長らく使用不可でしたが、完成して2021年2月から使用が開始されています。

山あり谷ありのコースを全部回ると、1時間程度はかかるかもしれません。鬱蒼とした雰囲気の中にあるすばらしいコースです。

見たところ、それほど難しいポイントはありませんが、ショルダーバッグや首から何かを提げるようなモノは、思わぬ事故を招く可能性があるので外して挑戦しましょう。

「西口」以外にあるこどもの遊び場としては西口から25分くらい歩いたところに「ぽんぽこマウンテン」というふわふわドームの広場があります。

こちらへは坂が比較的なだらかな「南口」からが便利かもしれません。

どこへ行こうか迷ったら、とりあえず中央口へ

中央口広場に立っている「森の妖精モーリーと森の住人たち」。冬場のイルミネーションの時期にはマスコット後ろの噴水池前に海賊船が出現します。イルミネーションでは大活躍します。マスコットは定期的に入れ替わっています。

「中央口」は「西口」と並んで来場者がとても多いエリアです。

どこに行ったらいいかわからないという方は、とりあえず「中央口」へ向かいましょう。

中央口前広場では、開園20周年を記念して作られたマスコットキャラクターの「しんくん」と「りんちゃん」や「森の妖精モーリーと森の住人」が入れ替わりで出迎えてくれます。ちなみに「しんくん」「りんちゃん」はふくろうがモチーフだそうです。

冬場のイルミネーションの時期には、「森の住人」や「しんくん・りんちゃん」の奥(左手)に海賊船も出現します。イルミネーションで大活躍します。

その他、「中央口」には「中央口広場」「カエデ園」「中央サイクリングセンター」「都市緑化植物園」「中央レストラン」「彫刻広場」「山田大沼」「渓流広場(水遊びが可能…、ですが2021年はコロナ禍のため禁止だそうです)」「針葉樹園」「水生植物池」「ディスクゴルフ」などの施設があります。

公園全体が緑でいっぱいなのですが、特に「中央口」エリアは系統ごとに整備された植物園が多く、公園で最も大きな池である山田大沼もあって、緑に触れながら散策をするには最も適したエリアでしょう。

公園散策の基地としても有能です。

植物園前の広場。「スターライトイルミネーション」の植物園で行われるイベント「もみじぃの魔法deSHOW」。

南口にしろ西口にしろ「サイクリングセンター」は入口から結構な距離があるのですが、「中央サイクリングセンター」は中央口入ったらすぐ右手にあってとても便利です。

自転車の台数も園内最大で他のサイクリングセンターとは比較にならないほどたくさんあります。

中央口の入口左手には軽食ができるショップがあって、これも便利です。

もっとしっかりした食事を摂りたい方は、中央口の左手にある坂を登って「中央レストラン」に行きましょう。多少坂はキツいですが距離はそんなにありません。

「中央レストラン」は2019年8月にリニューアルしてピザとパスタが中心のピッツェリア風になりました。2020年春先から続くコロナ禍のためテイクアウトも充実しています。

森林公園のイベントは、中央口付近を中心に行われることが多い印象です。特に、秋から初冬にかけての「イルミネーション3部作(ハロウィンナイト、紅葉見ナイト、スターライトイルミネーション)」は必見でしょう。

中央口は緑を愛でて散策を楽しむ公園の中心エリアと言って良いと思います。

南口、北口のエリア

サイクリングコースから「ぽんぽこマウンテン」へ向う途中にある吊り橋「あざみくぼばし」。結構怖いです。

「北口」は鬱蒼とした雰囲気のある丘陵地帯でほぼ何もありません。

北口から入る方は大半がワンちゃん連れで「ドッグラン」を利用する方がほとんどです。入口から結構距離があるんですけどね。

そのほかは「北展望所(木々の隙間から熊谷市内が一望できます)」があるくらいでしょうか。

北口は静かに鬱蒼とした自然を楽しむエリアでしょう。坂道がかなりキツいですが。

「南口」は東武東上線「森林公園駅」につながる出入り口です。

森林公園駅のレンタサイクルは廃止されてしまったので駅からはバスに乗るしかありませんが、週末に運行される駅からの直通バスは南口に付けるのでアクセスポイントであることは変わりありません。

「南口」には「約120品種500本の梅林(花木園)」と「約400本の桜(花木園)」があります。更に足を伸ばせば、春には「アイスランドポピー」、夏から秋には「ケイトウ」が咲く運動広場の大花畑があります。

更に大花畑の隣には夏に可憐な花をつけるサンフィニティという品種の小さなヒマワリの花畑もあります。

ですので、南口はお花見のエリアと言えるでしょう。「野外炊飯場」と呼ばれるバーベキュー場も南口です。

こどもたちに大人気の「ぽんぽこマウンテン」というふわふわドームがあるのですが、「中央口」「南口」どちらから歩いても20分くらいかかります。オフィシャルサイトには「南口からは坂が少ないのでおすすめ」とありました。

これだけ書いても書ききれない公園を無謀にも全部回ろうと思ったら自転車を借りましょう。

園内を周遊する約17kmの「サイクリングコース」があり、「中央口」「西口」「南口」「北口」の4ヶ所の出入り口すべてに完備された「サイクリングセンター」で「レンタサイクル」が可能です。自転車持込も可。

サイクリングコースは結構なアップダウンがあるので、運動不足のお父さんお母さんたちにはかなり良い運動になります。翌日の筋肉痛を覚悟してください。

園内の移動手段は?

自転車か徒歩かですが、要所で園内バスを利用するとグンと楽になります。大きめのバスと小さめのバスが走っています。こちらは大きめ。

前段で「広い公園を全部回りたいなら自転車を借りよう」と書きましたが、正直な印象を書くと園内の移動は徒歩か自転車という選択だととてもキツいです。

オススメは「園内バス」です。「園内バス」を乗り継いで、気に入ったエリアを散策するのが最も効率が良いかもしれません。

園内バスは、以前は40人程度が乗車できる車両が連結された三連の機関車みたいな車両だったのですが、2019年2月1日、画像のようなバスに刷新されました。

11席35人乗りの大きめと25席25人乗りの小さめの2タイプのバスが運行されています。写真は大きめの方。もう一台は介護施設を往復する老人送迎のマイクロバスみたいな味気ないものです(ごめんなさい)。

1時間に1〜2本の間隔の運行スタイルと8ヶ所の停留所は変更ありません。

ただ、当然お金がかかります。残念なことに2019年4月1日から値上げしてしまいました。以前は、1回乗ると大人210円、子ども100円だったものが、それぞれ300円、150円になりました。

一日乗り放題券の金額は季節によって違います。どちらにしろ、一日券を買った方がお得です。

ただし、繁忙日(土日祝日等)は一日券の販売はしないのでご注意を。それと運行本数が少ないことがあるのでこちらも要注意です。

園内バス 料金(2019年4月1日改定)
  料金(旧料金) 改定(2019.4.1〜)
大人(高校生以上) 210円/1回 300円/1回
小人(3歳以上) 100円/1回 150円/1回
1日乗り放題 400円/日 500円/日(3月〜11月)
400円/日(12月〜2月)
乗車券購入場所 車内の車掌から 

春は花見の名所、夏は水遊び、秋は紅葉、冬はイルミネーション、そして四季折々に咲く花々。一年中飽きさせない公園です。

一日で回りきれない公園なのに宿泊施設がないのが本当に残念です。でも、近くに天然温泉を掘り出したホテルがあるはず。適当に散歩・散策 して夜は温泉なんて良いコースだと思うのですが。

冒頭にも書きましたが、中学生以下が無料というのはありがたいです。

下の方に有料施設の、消費税増税後の料金を記載しました。

国営武蔵丘陵森林公園 施設概要 アクセス

東武東上線「森林公園駅」下車 バス乗り場は北口。
直通バス 川越観光自動車「公園南口行」バス乗車 終点下車(約7分)【土日祝のみ運行】
路線バス 国際十王交通バス「熊谷駅南口行」または「立正大学行」バス乗車【平日は路線バスのみ】
※路線バスで南口へ→「滑川中学校」バス停下車(歩道橋を渡って徒歩約5分)
・「森林公園南口入口」というバス停はありますが、そこで降りてもバス停の反対側にある公園へ行くためには坂道を下ってトンネルを越えて約700m歩かなくてはなりません。
・「滑川中学校」バス停から森林公園南口まで300mくらいです。歩道橋を渡る必要はありますが、ゆっくり歩いても5分くらいで南口です。
・帰りの森林公園駅方面行きバスは森林公園南口入口バス停が便利です。南口から150m程度(徒歩約2分)です。
※路線バスで西口へ→「森林公園西口」バス停下車(横断歩道を渡って徒歩約2分)
タクシー 森林公園駅から森林公園南口まで乗車して1,700円くらいです。
徒歩 歩けないことはありませんが南口まで約3km。徒歩約40分です。
JR高崎線および秩父鉄道「熊谷駅」下車 バス乗り場は「南口」。
国際十王交通バス「森林公園行き」(路線バス)バス乗車、西口→「森林公園西口」バス停下車(すぐ)、南口→「森林公園南口入口」バス停下車(すぐ)
駐車場
1,700台以上(大型37台、普通1,643台、二輪26台、障害者用19台)、近隣に民間駐車場多数(300円くらい)
南口 大型10台、普通543台、二輪6台、障害者用6台
中央口 大型5台、普通261台、二輪5台、障害者用5台
西口 大型11台、普通579台、二輪10台、障害者用5台
北口 大型11台、普通260台、二輪15台、障害者用3台 
開園時間
3月1日 〜 10月31日 9:30 〜 17:00
11月1日 〜 11月30日 9:30 〜 16:30
12月1日 〜 2月末日 9:30 〜 16:00
休園日
年末年始(12月31日・1月1日) 1月の第3・4月曜日
無料開園日 (2015年の日程)
4/29(祝) 昭和の日 5/4(祝) みどりの日 5/5(祝) こどもの日 9/21(祝) 敬老の日 10/18(日) 11/1(日)(5/5は小・中学生のみ、9/21は65歳以上の方のみ)

国営武蔵丘陵森林公園 有料施設 料金(2020年11月現在)

入園料
大人(高校生以上):450円(年間パス4,500円 団体290円)
65歳以上:210 円(年間パス2,100 円 団体210 円)
中学生以下:無料
団体とは20名以上
2日間通し券:(連続した2日間で同一利用者に限る)高校生以上500円、65歳以上250円(団体はそれぞれ350円、250円)
同日に限り再入場が可能(例えば中央口で遊んで南口へ移動しても追加料金無しで再入場が可能)
駐車料金(一日)
大型:1,650円
普通:650円
二輪車:250円
身障者用:手帳提示により免除
同日に限り再入場が可能(例えば中央口で遊んで南口へ移動しても追加料金無しで駐車場利用が可能)
レンタサイクル
高校生以上 3時間 420 円・1日乗り放題 530円・超過 30分ごとに 70 円
小中学生 3時間 270 円・1日乗り放題 320円・超過 30分ごとに 30 円
電動アシスト 3時間 840円・1日乗り放題 1060円・超過 30分ごとに140円
自転車の返却は借りたサイクリングセンターへ
1日乗り放題は繁忙日(土日祝等)は販売していない。2020年11月現在はコロナ禍のため販売していない
ベビーカーほか
ベビーカー 無料 ※入園口で貸出。数に限りあり。
車椅子 無料 ※入園口で貸出。数に限りあり。
コインロッカー
1回 100 円 ※水遊び場及び運動広場休憩所に設置。
園内バス
高校生以上 1回300円
小中学生 1回150円
1日乗り放題 400円または500円(冬場以外の土日祝日等は販売していない)

国営武蔵丘陵森林公園 案内図

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