北浦和公園(さいたま市浦和区)

最終更新日 2017.5.3 撮影日 2017.4.29

公園の概要

北浦和公園 入り口
北浦和公園の「北浦和駅」側の入り口。右手に進んでいくと埼玉大学、左手に進むと旧制浦和高校の碑があります。

北浦和駅西口から徒歩2〜3分の街中、常盤小学校の隣に位置する北浦和公園は広さ3.9haですが、浦和北公園(老人公園)という公園につながっているので、合計したら大崎公園程度はあるかも知れません。

下のGoogleMapで見るとおり、「浦和北公園」を合わせてほぼ正方形です。縮尺から計算すると一辺が210mちょっとくらいなので併せたら4.5haくらいでしょうか。以下で、両公園をまとめて紹介します。

街中の公園なので、残念ながら駐車場がありません。周囲の道路はそれほど広くないし、当然路駐しているクルマもありません。だから、いつもクルマで移動するぼくは初めて訪問したとき、中に入ることができませんでした。

そういう意味では、こちらのサイトで紹介している他の公園とは明らかに一線を画す公園なのですが、2017年に訪問したとき公園の裏手にある三井のリパークが美術館と提携しているのを知りました。詳しくは下に記載しました。少し割引があります。

日本庭園があり、アスレチック風のこどもたちの遊び場があり、水遊びもできます。資料を見れば、県立近代美術館、彫刻広場、音楽噴水、徒渉池、疎林広場、自由広場、ステージ、楷楓亭、浦和伝統文化館恭慶館、テニスコートが2面などの施設があります。徒渉池が水遊びのできる場所ですね。

文化の薫り高い浦和の真髄

北浦和公園 埼玉県立近代美術館
黒川紀章が設計した、特徴的な概観を持つ「県立近代美術館」は1982年開館。名画が多数展示されています。

なんと言っても北浦和公園のハイライトは、1982年に開館した「県立近代美術館」でしょう。黒川紀章が設計した特徴的な外観を持ち、中には2,400点もの美術品が収められています。

展示されている代表的な作家は、シャガール、ピカソ、モネ、藤田嗣治など。名作といわれる作品が数多く展示されています。美術書とグッズをそろえたミュージアムショップや、本格的イタリア料理を味わえるレストラン(ペペロネ美術館)まであります。

ここ数年のことだと思いますが、埼玉県立近代美術館は英語名称「The Museum of Modern Art,Saitama」の頭文字をとって「MOMS」と自称して収蔵品を「MOMASコレクション」と称しているようです。

もうひとつの特徴が、音楽噴水でしょうか。浦和らしい芸術を全面に押し出した公園ですね。サックスの形をしたオブジェが池の真ん中にありました。そこから水が噴出すのかと思ったら、池全体から音楽に合わせて踊るように水が噴き出すんです。観ていてとても楽しい。

オブジェはそれだけでなくて、園内いたるとこにあります(詳しくは「北浦和公園 園内のオブジェたち」をご覧ください)。それは良いのですが、美術館の敷地や、音楽噴水の池がかなり大きいため全体的に狭い印象を与えてしまいます。特徴的な公園なのは違いありませんが。

入り口入ってすぐ、誰かのしゃべる声が聞こえてびっくりしてしまいました。左にある案内板から流れる自動音声案内でした。ちょっとそぐわないですよね。これ、2017年も健在でした(笑)。

北浦和公園 園内地図

北浦和公園 園内案内図
入り口から入ってすぐの左手にある園内地図。

紛らわしいよ、浦和北公園

北浦和公園 日本庭園
日本庭園裏手には、「浦和伝統文化館 恭慶館」という和室や茶室を備えた純和風の施設があります。

「県立近代美術館」の裏手に広がるのが、「浦和北公園(老人公園)」です。こちらはさいたま市営なのでまったく別の公園という扱いです。

でも、利用者には関係の無いことですよね。日本庭園(とても美しい庭園)や茶室(浦和伝統文化館 恭慶館)、楷楓亭、テニスコートがありました。

「北浦和公園」と「浦和北公園」なんて、趣味の悪い言葉の遊びで、しかも通称は「老人公園」だそうです。埼玉県と旧浦和市の間でどんな綱引きがあったのか知りませんが、どこか紛らわしくて、言葉は非常に悪いですが役人根性のようなモノが透けて見えてしまうのは、ぼくが捻くれているからかな。

テニスコートは、平日は60才以上の方々専用です。周辺に60歳以上方のテニスクラブが13もあるそうで、利用客が引きもきらないようです。これもまたハイソですよね。さすが浦和というか。そして、一般に開放されるのが、土・日曜日。毎月20日から翌月の予約受付をするそうで、20日の13:30に抽選だそうです。電話が殺到するとか。予約先はTEL048-833-2727(楷楓亭) 

浦和伝統文化館 恭慶館(2017年4月現在)

「浦和伝統文化館 恭慶館」は、和室を2室、茶室1室に表広間を備えた、純和風な公民館とでも言えそうな建物です。「恭慶館」とは、1916年(大正5年)に開館した旧浦和公会堂の愛称で、渋沢栄一が命名したのだそうです。こちらの建物は、その由緒ある名前を引き継いでいるのだとか。下記に有料施設の料金表を添えておきます。

利用施設 使 用 料
午 前
9時〜12時
午 後
13時〜17時
夜 間
17時30分〜21時
全 日
第1和室 2,160円 2,690円 3,240円 7,120円
第2和室 1,080円 1,610円 2,160円 4,320円
茶 室 2,160円 2,690円 3,240円 7,120円
表広間 2,160円 2,690円 3,240円 7,120円
特記事項
市外の方は、上記料金の使用料に50%の割増し。   
入場料金により使用料の割増しがある。   
附属設備をご利用する場合は別料金が必要。        

こちらの施設は、「さいたま市公共施設予約システム」で予約が可能です。

興味深かったのは、「旧制浦和高校跡」という銘と旧制浦高生のバンカラ姿の立像です。旧制浦和高校はここにあったのですね。その後「埼玉大学」となって、昭和46年に移転したあと公園として整備された。文教の町浦和の礎ですね。公園を見ていると町とその歴史が見えてくる興味深い公園でした。

アクセス・駐車場など

北浦和公園 埼玉県立近代美術館 提携駐車場(三井のリパーク)
北浦和公園 埼玉県立近代美術館 提携駐車場(三井のリパーク)にある看板
アクセス
JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分(JR東京駅、新宿駅から35分くらいです)
開館時間(美術館)
10:00〜17:30 (展示室への入場は17:00まで)
資料閲覧室(3階)は、13:00〜17:30
休館日(美術館)
月曜日(祝日または県民の日の場合は開館)年末年始、メンテナンス日
入館料(美術館)
無料(ミュージアムショップやトイレ、レストラン、図書館を利用するときという意味)
観覧料(美術館)
MOMASコレクション:一般200(120)円、大高生100(60)円
企画展:企画展ごと変わります。(ちなみに2017年GW開催の川原慶賀の植物図譜は1000円(一人)でした)
駐車場
ありません。
公園の裏手の三井のリパークが美術館と提携していて、常設展観覧の場合は100円、企画展観覧の場合は300円をそれぞれ割り引いてくれます。駐車券を美術館受付に提示してください。

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