荒川彩湖公園(さいたま市桜区)

最終更新日 2021.6.22 撮影日 2012.5.4

彩湖岸の公園

荒川彩湖公園 かまきりの遊具
土手直下にあるグラウンド、というか野球場というか。高圧線の鉄塔が邪魔ですねぇ。

荒川彩湖公園は、1999年3月31日にオープンした総敷地面積15haの新しい公園で、カマキリの形をした特徴的な遊具から「カマキリ公園」とも呼ばれています。

彩湖・道満グリーンパークと同じく、彩湖(荒川第一調整池)の北東岸に位置し、道満グリーンパークと地続きの公園です。

彩湖岸のサイクリング道路がつながっているからか、荒川彩湖公園と道満グリーンパークを区別していない方もいるようですが、ふたつはまったく別の公園です。間に浦和実業・浦和大学グラウンドを挟んでいますしね。

新しい公園全般にいえることですが、ほぼ全面が芝生(雑草(笑)敷きなのはすばらしい。

こちらは「芝生広場」と「グラウンド」といった分け方はしていないようです。土手直下にある広場には小さなバックネットがあって、内野部分が土でもあるので、野球を想定したグラウンドなのでしょう。外野付近からは芝生が敷き詰められています。樹木が区切り線でしょうか。

裏にカラフルな遊具の広場があって、更に奥に芝生広場があります。

彩湖の高い堤防を挟んで上記グラウンドの反対側も公園エリアで、そちらは延々と湿地帯が広がっています。すぐ近くに武蔵野線が走っているので、静けさを味わうことはできませんが、あちこち散策してみるとちょっと珍しい風景に出会えるかも知れません。

カマキリ公園

荒川彩湖公園 かまきりの遊具
かまきりの左後ろに見えている「バッタ遊具」は解体されました。

2002年版の記事には、『なんといっても、この荒川彩湖公園の一番の特徴は、カマキリ・バッタ・クワガタを模した大きくてカラフルなアスレチック風遊具でしょう。どれも大きくてびっくりです。一番大きいのはクワガタ型遊具でしょうか。大きくてとても複雑な形をしています。小学校の低学年くらいまでの子供たちには大喜び間違いなしですよ、きっと。』 と書いていました。

しかし、残念なことに、今回(2012年)訪問したところ、一番大きくてカッコ良かったクワガタの遊具が撤去されていました。GoogleMap の写真でみるとクワガタの姿が確認できたので、比較的最近撤去されたようです。

「クワガタ遊具」の跡地には無個性な中型複合遊具が作られました。

更に2021年2月にはバッタの遊具も解体されました。残っているのは「カマキリ遊具」のみです。

「カマキリ公園」の面目はかろうじて保っています。しかし、何度も補修されて頑張っている「カマキリ遊具」も、もしかしたら風前の灯火なのかもしれません。

せっかく特徴のある遊具を揃えたのに、オープンから20年でいよいよ看板を下ろすときがきたのでしょうか。

いずれ、新しい遊具が再建されると思いますが、なんとか特徴ある姿を再現できないものかと思ってしまいます。

バーベキューは厳禁

荒川彩湖公園 原っぱ ここでバーベキューをしてはいけません
土手直下にあるグラウンド、というか野球場というか。高圧線の鉄塔が邪魔ですねぇ。

バーベキューは厳禁です。

荒川彩湖公園では火気厳禁ですので、バーベキューはいけません。以前取材に行ったときはバーベキュー客がたくさんいて、てっきり許されているんだと勘違いしてしまいました。曖昧なことを書いて、公園管理者の方からお叱りのメールを頂戴してしまいました。すみません。

今回の取材では以前より減ったようですが、それでも何組もいらっしゃいました。以前は、右写真の緑の部分にバーベキュー客がひしめき合っていました。どうしてもバーベキューをやりたい方は、お隣の彩湖・道満グリーンパークがいいですね。

あらためてクルマのアクセス方法を確認していますが、やっぱり、わかりずらいですね。駐車場への入り口は、県道40号から入る道路たった1本しかありません。もちろん道満グリーンパークの駐車場に停めても問題ないですが、この公園までは結構な距離があります。今回は彩湖・道満グリーンパークから歩いてみました。遠かった。

浅川彩湖公園単体としてよりも「彩湖」湖畔を楽しむ感覚が良いかも。彩湖・道満グリーンパークの貸し自転車がオススメです。自転車を借りてサイクリングを楽しみながら、荒川彩湖公園の遊具で遊ぶとか。

治水のために作られた人造湖の周りに作られた公園ということもあって、周囲を高い堤防が取り囲んでいる要塞のような公園でした。入り口入ってすぐに大きな駐車場があって、駐車場から公園までは高い堤防を越えなければいけません。階段の他にアスファルト道路もあって、こちらは傾斜が良いのか、インラインスケーターが滑走していました。インラインスケーターにうけるのは彩湖・道満グリーンパークと同じですね。

アクセスほか

国道17号新大宮バイパスから田島交差点で県道40号へ折れて志木・朝霞方面へ。荒川に架かる秋ヶ瀬橋の間近の交差点から左右に分かれる道路が伸びているので、それを左折すると(右折すると「桜草公園」「秋ヶ瀬公園」)公園入り口・駐車場です。舗装されていない土ぼこり舞う駐車場。雨上がりはぐちゃぐちゃかも。夕方には閉まってしまうようなので注意が必要です。開門時間は4月〜10月が8:30〜18:30、11月〜3月が8:30〜17:30らしい。駐車場は600台程度(無料)。無料のソフトボール場兼野球場があります。

最寄りの駅は、武蔵野線の「西浦和駅」です。バスだと、県道40号に「桜草公園 バス停」を利用することになります。

電車
武蔵野線「西浦和駅」下車 徒歩約20分
バス
JR浦和駅・JR中浦和駅:志01系統 志木駅行バス(中浦和駅を通ります)桜草公園バス停下車 徒歩約5分 国際興業バス 時刻表(浦和駅)
東武東上線 志木駅:志01系統 浦和駅西口行き 桜草公園バス停下車 徒歩約3分 国際興業バス 時刻表(志木駅)

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