北浦和公園(さいたま市浦和区) 埼玉県立近代美術館
こんな施設があるよ
黒川紀章設計の特徴的なフォルム
埼玉県立近代美術館。黒川紀章がデザインした特徴的な外観。 外観の四角は外枠だけです。 |
1982年、北浦和公園内に誕生した「県立近代美術館」は、故黒川紀章が設計した特徴的な外観を持ち、モネ、シャガール、ピカソ、ルノワール、ゴーギャンなどの海外の巨匠から国内の現代作家まで多数の作品をコレクションして展示しています。
当館が収蔵している代表的な作家は、モネ、シャガール、ピカソ、ルノワール、ロダン、藤田嗣治、下村観山、川合玉堂、横山大観、岸田劉生、田中保、橋本雅邦など。
近年では埼玉県ゆかりの作家のコレクションにも力を入れていて、ぼくが訪問した日は、斎藤豊作(さいというとよさく)という越谷出身の洋画家の作品がたくさん展示してありました。
他にも、埼玉ゆかりの作家として、倉田白羊、倉田弟次郎、今野忠一、丸木位里、小茂田青樹、奥原晴湖、小村雪岱などを収蔵しています。
橋本雅邦は一家が川越に居住していたことがあり「埼玉ゆかり」でもあるそうです。雅邦の父親が川越藩の御用絵師だったのですね。
ここ数年のことだと思いますが、埼玉県立近代美術館は英語名称「The Museum of Modern Art,Saitama」の頭文字をとって「MOMS」と自称して収蔵品を「MOMASコレクション」と称しているようです。
美術館は写真撮影禁止なので、外観と入り口とその周辺だけですけど少しでも雰囲気を味わってもらえれば。
余計な話ですが、いまどき撮影禁止とはかなりの時代錯誤だと思います。
「ニューヨーク現代美術館(MOMA)」でも「大英博物館」でも「常設展示」だけならフラッシュを使用したり三脚等を使用しない限り、個人で使用する範囲で撮影OKです。「常設展示」だけですけど。欧米でも他館から借り物の「特別展示」は禁止ですが。
外枠を超えると入り口があります。 |
入り口あたりで振り返ると外枠はこんなふうに見えます。 |
埼玉県立近代美術館の横手。オブジェがいくつかあります。 |
エントランスあたり
埼玉県立近代美術館は地下一階地上三階です。
一階は総合案内とチケット販売カウンターがあります。常設展や企画展を観覧する場合はこちらでチケットを買います。エントランス脇には美術書やグッズをそろえたミュージアムショップがあり、受付カウンターの奥に本格的イタリア料理を味わえるレストラン(ペペロネ美術館)があります。常設展の展示室はミュージアムショップ脇のスロープを降りた先にあります。
レストラン「ペペロネ美術館」は、美術館の観覧券があると割り引いてくれる場合があります。2017年5月現在、5%割引中。いつまで継続しているか不明です。
地下に降りると一般展示室があり、地元の美術家たちが頻繁に展示会を開いています。
二階は主に企画展に利用されています。年に何度も大規模な企画展ば催されています。大きめの講堂もこちらにあります。
三階は図書室と創作室と講座室があります。
エントランスホール。受付は右奥、左にショップ。 常設展は左にヘアピンで折れてスロープを降りた先です。 |
エントランスホール壁際で一休みして受け付け側を。 右が受け付け。中央で口を開けているのはトイレです。 |
常設展の入り口。ミュージアムショップの脇をヘアピンで折れて降ります。 |
ミュージアムショップ
エントランスホールに面してショップがあります。 |
美術書やグッズが多数販売されています。おみやげに良いかも。 |
レストラン ペペロネ美術館
受付の奥にありますが、美術館の観覧券を買わなくても入れます。 |