狭山稲荷山公園(狭山市) 狭山市立博物館

最終更新日 2017.5.12 撮影日 2017.5.3

外観からエントランス

狭山市立博物館は、狭山稲荷山公園内にあります。

狭山稲荷山公園にたった一ヶ所しかない西武線沿いの駐車場の横(「入間市駅」側)の少し平べったいかまぼこ屋根が狭山市立博物館です。公園に博物館や展示館等が併設されている例はいくつもありますが、こちらは非常に立派な博物館です。一見の価値はあると思います。

年に3回の企画展のほか、各種の体験学習や講座が開催されています。2017年に訪問したときは、【春期企画展「僕たちのヒーロー伝説〜もう一人のともだち〜」】が開催されていました。アニメや特撮の懐かしいヒーローたちがたくさん展示してありました。

博物館のエントランスがかなり広いです。中央の一角に簡単な雑貨のお店があって、右手の手前には「レストラン こもれび」があったのですが、2017年4月に「コメと茶 いなり山亭」が新装開店しています。

狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 エントランス
左のちょっと平べった目のかまぼこ屋根を覚えておいてください。
あとで出てきます。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 エントランス
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 エントランス
アケボノゾウの模型が展示されています。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 コメと茶 いなり山亭
博物館内レストラン 「いなり山亭」
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 エントランス
雑貨とうか簡単なおもちゃが売られています。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 エントランス
右の受け付けでチケットを買って、左から中に入ります。

2階(展示室)へのスロープ

上の写真の「僕たちのヒーロー伝説」と書いてある黄色の幟の間が博物館への入り口です。(そんなの見ればわかりますがw)

入場料を支払って入ると、1階から吹き抜けで円柱状の螺旋スロープになっています。上の写真の正面に見える吹き抜けの1階部分は「舞い舞いホール」と名付けられてちょっとした催し物や子どもの遊び場になっているようです。訪問した日は子どもの遊び場だったようです。

スロープは左側から壁を這うように上っていきます。壁には、いろんな展示がしてあるのですが、この日の企画展「僕たちのヒーロー伝説」に因んだアニメや特撮のヒーローたちのパネルが展示してありました、……と書いて写真をよくみると絵も展示してありましたね。

狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 スロープ
壁際のスロープを上ります。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 スロープ
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 スロープ
ミニチュアみたいですよね。舞い舞いホール。

展示室前の展示

螺旋のスロープを一周して上がった場所は少し開けていて、親子のブロンズ像とホンダの未来のクルマ?と茶室があります。

右手の部屋では「企画展」をやっています。常設展は左の部屋へ入ります。

狭山稲荷山公園 狭山市立博物館
ホンダの何かのクルマ。試作車かなにか? 未来のクルマ?
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館
なぜか茶室があります。

展示室 アケボノゾウ

常設展示は「入間川と入間路−その自然と風土−」。原始時代、古墳時代の出土品や、古代からの貴重な狭山の資料が展示されています。

展示室に入ってまず目を引くのが、大きな象の骨格標本です。このアケボノゾウは昭和60年に笹井ダムの上流の入間川岸の崖から発見されました。一頭のほぼ全身にあたる58点の化石骨が発掘されました。ほぼ全身の骨格化石が発掘されたのは狭山市が全国で初めてだそうです。

アケボノゾウは今から170万年〜70万年前に生息していた象の仲間で、体高が1.5メートル〜1.8メートルくらいあると言われています。体重は2トン〜3トンくらいだそうなので、古代の象としてはそれほど大きなものですはありません。

それでもこの古代の象が、驚くことにこの象の骨格化石がほぼ完全な形で発掘されたのだそうです。

狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 アケボノゾウ
展示室でまず一番最初に見る「アケボノゾウ」。
すごいですよ。見入ってしまいます。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 アケボノゾウ
反対側から、アケボノゾウ。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 アケボノゾウ
館内にあった説明板
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 アケボノゾウ
後ろからアケボノゾウ。

展示室

常設展は「入間川と入間路−その自然と風土−」です。

市立の博物館としては非常に立派な展示で、いつみても驚きます。

展示ブース1番の「狭山の歴史絵巻」は展示室の外の壁に貼ってあるパネルで、入間川を模した展示室内の展示ブースの説明が書かれています。

ブースは全部で69に分類され、下の写真の奥へ年代順に構成されています。2番は「狭山の地形形成の歴史」3番「生命の進化」4番「アケボノゾウの骨格標本 アケボノゾウの化石産状復元模型」5番「狭山の野生動物」ときて6番の「智光山公園の昆虫」に見入ってしまいました。

智光山公園には、チョウ類が58種、トンボ類が26種、甲虫類が171種もいるんだそうです。

それだけでなく、実物資料、復元模型、レプリカ、映像などを駆使して展示されているので、是非ご覧になってください。

自治体が運営するいろんな博物館・美術館に行っていますが、市営でこれだけの博物館はすばらしいです。

狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 展示室
上を見てもらいたいのですが、ちょっと平べっためのかまぼこ状ですよね。
一番最初に置いた写真の建物です。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 展示室
土器。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 展示室
こんな模型も展示されています。
さすが狭山。ホンダのエンジンが展示されていました。
NSXのエンジンだそうです。
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 展示室
昔懐かしい囲炉裏。

企画展 僕たちのヒーロー伝説

訪問した日に展示されていた企画展は「僕たちのヒーロー伝説」と題されたアニメや特撮ヒーローの展示会でした。

オバQにセーラームーンにマジンガーZに鉄人28号に鉄腕アトムに。ヒーローがたくさんです。

狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 展示室
狭山稲荷山公園 狭山市立博物館 展示室

利用案内

開館時間
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、毎月第4金曜日
入館料
一般 150円(団体100円)
高校生・大学生 100円(団体60円)
小学生・中学生 50円(団体30円)
団体とは20名以上
駐車場
狭山稲荷山公園の駐車場利用 約100台
特記事項
土曜日、こどもの日、11月1日〜7日(彩の国教育週間)は、小・中学生は入場無料
敬老の日は、65歳以上無料。
5月18日〜24日(国際博物館の日)、11月14日(県民の日)は、無料
入館料免除
教育上の目的、視察・研修目的の学校関係者(教職員・児童生徒)、社会教育団体、社会福祉団体等は免除になります。事前に申請が必要。

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