びん沼自然公園(富士見市) びん沼川(釣り場)

最終更新日 2019.2.11 撮影日 2017.8.13

こんな施設があるよ

河川改修でせき止められた調整池

びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)

たぶん、埼玉で最も釣り客の多い釣り場です。

全国的にもすごく有名なんだそうです。ヘラブナでは日本一の釣り場だそうで遠く関西からいらっしゃる方もいるんだとか。

週日でも2,000人くらいの釣り人が訪れ、天気の良い週末になると軽く3,000人を超える釣り客で賑わうのだそうです。

釣り場としてのびん沼川を管理しているのは「埼玉南部漁業協同組合」です。

びん沼川で釣りをするための遊漁券は1日が400円、年間パスだと3000円です。ただし、ただ80歳以上と障害者と中学生以下には無料の券をくれるとのこと。

管理事務所みたいなのはどこにあるんだろうと思って探したのですが「びん沼自然公園」近くには見当たりません。

それじゃ遊漁券のお金はどこで払うんだろうと思ったら、漁業協同組合の係の方が毎日監視のための見回りをしているんだそうです。遊漁券はその場で個々に徴収しているようです。

魚たちは自然のものではなくて四国で養殖しているそうで、稚魚は暑さに弱いので、毎年11月から12月に、ヘラブナ、マブナ、コイ、ウナギ、ナマズ、ドジョウ、ハヤ、タナゴなど、全部で6トンも四国から運んで放流しているのだそうです。

びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)
びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)

びん沼川は元々は荒川の本流でした。しかし、ちょっとした雨で水害が起きてしまうため、1925年(大正14年)から改修工事が行われ、現在の幅広く真っ直ぐ流れる荒川が作られました。

その結果、びん沼川は堰き止められて蛇行する川の形のまま遊水池となります。

堰き止められた瓶(ビン)のような沼ということで、「瓶沼(びんぬま)」と呼ばれるようになったとのこと。

今でも、大雨が降ると新河岸川等から放水が行われ、「びん沼自然公園」の半分近くを占める湿地帯に水が満ち、場合によっては公園北側の芝生広場がある高台近くにまで水位があがることがあります。しかし、そんな状態は滅多にありません。

せき止められたびん沼は「西遊馬グラウンド」の対岸あたりから、蛇行を繰り返して「さいたま市荒川総合運動公園」の対岸の「びん沼サッカー場」のある「南畑排水機場」まで全長が約6kmもあります。

荒川からの分岐点は完全に堰き止められていますが、新河岸川との分岐には水門があって前述の通り増水するとびん沼川に放流します。その新河岸川水門からの新河岸放水路が全長約1.2kmあります。

この全域で釣りが可能という途轍もなく広い釣り場です。

釣り場全部ではなく、びん沼自然公園に面した「瓶沼橋」と「旧荒川水管橋」周辺の画像を掲載しています。

瓶沼橋の周辺

びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)
びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)

少し上流の蛇行するあたり

びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)

トイレと駐車場

びん沼自然公園の南側のトイレと隣接する駐車場です。

釣り客は駐車禁止というわけではないと思いますが、以前訪問したときよりも混雑していないように感じました。

以前は、公園にはほとんど人がいないのに駐車場が一杯で停められないということが頻繁にありました。公園の駐車場に停めないようアナウンスがあったのかもしれません。

公園の駐車場に停めなくても、釣り客の大半はクルマで来るわけですからどこかに停めないとなりません。

専用の駐車場があると聞いたこともありません。土手はクルマがいっぱいです。

びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)
びん沼自然公園 びん沼川(釣り場)

びん沼自然公園 園内地図

びん沼自然公園 園内案内図
びん沼自然公園 園内地図。

アクセスその他

バス
鶴瀬駅東口から老人センター行きの循環バス乗車約20分、「びん沼」停留所下車。
駐車場
2ヶ所 合計60台くらい。
周辺
北側のお隣、老人福祉センターとゲートボール場
西側のお隣、富士見市内産米と埼玉県産の大豆100%で、防腐剤などを一切使用しない「手づくりみそ」の加工場
位置
下のGoogleMapでは公園の名前が掲載されていません。地図の中央、蛇行する線がふくらんだあたりがびん沼自然公園です。

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